- 登場人物全員クズの連ちゃんパパが話題に
- 日之本 進(パパ)のクズエピソード集
- お巡りさん借りた電車賃でパチンコに興じる(2話)
- 高校教師の退職金をパチンコにつぎ込む(5話)
- 夜中まで息子を放置してパチンコを楽しむ(5話)
- 彼女に家賃代を借りたが、パチンコを楽しむ(7話)
- 借金取りの家に居座る(8話)
- 取り立て屋に転身。子供をだしに借金を回収する(8話)
- 借金を回収しようとして、相手を自殺に追い込む(9話)
- 教材費を落とし、パチンコで取り返そうとする(10話)
- 田舎から逃亡し、無断で退職 親に15万払ってもらう。(10話)
- 300万で息子を売る。(11話)
- 息子の担任の先生を襲う(12話)
- パチンコ屋に強盗計画を立てる。(15話)
- 教え子からカンパをもらい、パチンコにいそしむ。(16話)
- ママの出産費用でパチンコへ(20話)
- 子ども3人を抱え、働く気がない(21話)
- 弁当屋の主人をパチンコにはまらせる。(23話)
- 雅子(ママ)のクズエピソード集
- モブのクズエピソード
登場人物全員クズの連ちゃんパパが話題に
追記(2020.10.17)
ついに単行本化!話題になってますね!
日之本 進(パパ)のクズエピソード集
ご存じ主人公であるが、この笑顔と裏腹に登場人物内で一番のクズなのかもしれない。一瞬反省して真面目に戻ることもあるが、ほぼパチンコに費やしてしまう。
お巡りさん借りた電車賃でパチンコに興じる(2話)
ママを探しに鎌倉へ。お金がなかったため、お巡りさんにお金を借りるが、パチンコに使ってしまう。
意外なことにこの時がパパ人生初めてのパチンコである。
ちなみに、「パチンコで増やすしかない」「ぼく出る台分かる」とたきつけたのは息子である。
この時は連ちゃんしたのだが、隣の人に玉を借りたので無効にされている。(1分け)
高校教師の退職金をパチンコにつぎ込む(5話)
大阪から戻ると、学校を首になっていた。校長から少しの退職金をもらう。
即座にパチンコへ行き、すべてのまれる。
ちなみに、家賃を3か月滞納したうえでの行動である。
夜中まで息子を放置してパチンコを楽しむ(5話)
放置された息子を心配した借金取りがご飯を作ってあげる。
息子は「養護施設に行こうかな」と言い、借金取りからは「あれでも元教育者かよ」と言われる。本格的にパパがクズ落ちしたのはこのあたりから。
ちなみにこの時は珍しくパチンコは勝っている。
彼女に家賃代を借りたが、パチンコを楽しむ(7話)
家賃の滞納があったので、彼女から金を借りる。しかし、またもやパチンコへ。
また家賃が払えなくなる。
借金取りの家に居座る(8話)
家賃が払えなくなったので、息子と2人で借金取りの家に押しかける。
「殴るなり殺すなり、好きにして!」「居座る!」と強引に住み込む。
このあたりから、もはや借金取りがただのいい人になる。
取り立て屋に転身。子供をだしに借金を回収する(8話)
自分の息子が「ママはサラ金から借金して男と夜逃げ。学校で有名だよ。」と落ち込んでいるのを見て、「そんなに気になるのかー」と笑顔で着想を得る。
取り立て相手の娘の学校へ行き、借金の噂を流す。
「お父さんに早く返すように言わないと学校でいじめられちゃうよ」と娘を脅し、借金を返してもらう。
借金を回収しようとして、相手を自殺に追い込む(9話)
未遂に終わるものの、同様の手口で、相手を自殺までおいこんでしまう。
さすがに反省し、実家に帰ることを決意する。
教材費を落とし、パチンコで取り返そうとする(10話)
田舎に帰り、新しく赴任した学校の教材費を落としてしまう。
どうしても5万足りなくなってしまい、パチンコへ。
10万足りなくなってしまう。
田舎から逃亡し、無断で退職 親に15万払ってもらう。(10話)
教材費が足りなくなってしまったので、逃亡。
「校長に15万払ってくれ。もう一度後任の先生を探してくれ。息子を信用しなかったおやじにはその義務がある。よろしくバイ」
と書き残し、逃亡。すがすがしいクズっぷりだ。
ちなみに田舎へ帰り、逃亡するまでが10話内で収まるテンポの良さである。
300万で息子を売る。(11話)
母親が社長と付き合いだしたので、息子を返してほしいという。
最初は突っぱねたパパだったが、結局300万で息子を引き渡す。
即日キャバレーをはしごして、300万を見せびらかしていたらしい。
しかも息子は母親から逃げられ、パパのもとに戻ってくる。
息子の担任の先生を襲う(12話)
息子を預かってくれている担任の先生の家に転がり込み、仮病を使って家に泊めてもらう。
その夜、担任の先生に襲い掛かり、泣いている先生に
「もう泣くなよ。もう他人じゃないんだから仲良くしようぜ」と言い放つ。
パチンコ屋に強盗計画を立てる。(15話)
120万がどうしても必要になり、強盗計画を立てる。
店の前で窺っていたところに別の強盗が現れたことで、実行には至らなかった。
ちなみに強盗犯は、「それは俺の金だー!」と叫びながらパパが強盗するとき用に持っていたスタンガンで倒す。
教え子からカンパをもらい、パチンコにいそしむ。(16話)
パパは元高校教師。ある日教え子の平田にばったり出くわす。
その平田に「教材費を落とした」と息を吸うように10万円を借りる。
その後、平田が同窓会を開くことを提案。
パパを強引に同窓会に連れていく。その同窓会は、実はパパが高校を首になっていることを知っていたメンバーが、パパの応援のために集まっていたのだ。
そして教え子たちからパチンコをやめるようと数万円を受け取る。
平田「大した額じゃないけど、次の職探しに生かしてよ。」
それを聞き、パパは大粒の涙を流して「俺はいい生徒をもった。パチンコはやめる。ありがとう・・・。」と言い。暖かい拍手に包まれた。
この時点で16話は後1ページなのであるが、残りの1ページで大どんでん返しをパパはやってのける。
場所はパチンコ屋。
パパ「本当にいい生徒をもったよ。」「次お金が無くなったら62年の卒業生だな。」
そして最高の笑顔で話を締めくくる。
犯罪行為ではないが、いい話からの急展開でパパのクズエピソードの中でも特に語られることが多い話である。
ママの出産費用でパチンコへ(20話)
ママと離婚を前提に同居を再開する。
ママは別の男との間に子供を妊娠している状態だった。ママは心を入れ替え、おなかが大きい中でも弁当屋でバイトをしてお金をためていた。
そんなパパは、まずママのバイト先へ行き、当然バイト代をもってパチンコへ。
そんなある日
パパ「お産費用ってだいぶ掛かるけど大丈夫なの?」
ママ「心配してくれてありがとう。その40万だけはためてるのよ。」
パパ「それを貸せ。ミルク代洋服代増やしてやるよ。」
とまさかの展開。
「40万あると気持ちの余裕が違う。カッカカ!」と喜びながらパチンコをするのであった。
ところが、この後話は急展開。連ちゃんパパの中でも屈指のいい話になるので一読の価値ありだ。
子ども3人を抱え、働く気がない(21話)
ママが双子を出産。それでも相変わらずパチンコを辞めないパパ。
「生活保護を受けよう!」と閃く。
ママが「そんなことしなくても働けばいいじゃない」というと、
「おれが働きたくないの。まだわかんないの?」と華麗な逆切れを決める。
弁当屋の主人をパチンコにはまらせる。(23話)
結局ママの働いている弁当屋で働くことになったパパ。
端的に言うと、弁当屋の主人にパチンコやキャバクラ遊びを教え、結果主人は借金が原因で店を手放すことになる。
途中、パパが主人の遊びをやめさせようと説得するシーンを見て、
なんかパパがまともな人間に見える
と思ってしまった。
が、この話もラストで大どんでん返しが起こる。パパがめちゃくちゃ悪い回なので(いつもだが)一読の価値あり。
雅子(ママ)のクズエピソード集
パチンコが原因で300万の借金(1話)
旦那の知らないうちに、パチンコで使い込み借金。
しかも借金取りから逃亡し、失踪。パパに借金を擦り付ける。
大阪で男を作る。(4話)
パパが大阪の潜伏先の部屋に突入。ベッドインの最中だった。
家に戻ると期待させて男と逃亡する(4話)
パパが家に戻るように説得。
息子の名前を聞くと、さすがに改心したようで、「私帰る」と話す。
パパと息子が二人でワクワクしながら待っているが、間男と逃亡。
「お前も罪なことするな」と間男に言われ「戻るのはもっと罪じゃない」と謎論理。
4話のラストのコマは「ママが浩司を残していくわけないだろう」「うん!そうだよね」とパパと息子の笑顔で引くところが悲しい。
犯罪に巻き込まれたので、家に息子を残し逃亡。(11話)
社長と付き合いだしたママ。
300万で息子を引き取ったものの、すぐに社長の不正が発覚。
責任から逃れるため、息子を家に残し逃亡する。
モブのクズエピソード
パチンコで謝金のあるおばさん(2話)
パパのバッグの置き引きを行う。家族には借金はナイショらしい。
森田(パパの大学の友達)(3話)
「自分はパチプロだ」「パチンコは儲かる」といい、肉体労働を始めたパパをパチンコの道へ引きずり込む。
実際はパチンコで50万借金があり、「プロでも負けることはある」とパパからお金を借りるなどしていた。ダム現場に連れていかれる。
息子の友達のお父さん(6話)
元会社の社長で、倒産したのちに酒浸り。ちなみにおじいさんの年金を巻き上げて飲み代にしている。
荒井 勝子 33歳 (7話)
パチンコ屋で知り合い、パパといい感じになる女性。銀行に勤め、性格もよく、同棲する運びだったが、1億8千万の横領が発覚。逮捕される。
出会ったのも7話、逮捕も7話と、素晴らしいテンポで話が構成されている。
ねずみ講社長(11話)
ママと付き合いだした社長。
だが実際はねずみ講の仕事で、被害額40億をママに擦り付けるため近づいた。
結局社長は逃亡。ママも逃亡。息子のみ残された。
新聞屋の親父(15話)
パパのバイト先の新聞屋の店長。
やっぱり借金がある。
パパに集金をお願いし、集金途中にパパを襲い、120万円を奪う。
背中一面の入れ墨をパパに見せ、
「期限は1週間。120万耳そろえてもってこい!」と脅す。
結局パチンコ屋に強盗をするところをパパのスタンガンで倒され、逮捕された。
息子の彼女・彼女の父親(17話)
息子に仲の良い女の子ができる。
ある日彼女と彼女の父親がパパの家へ遊びに来る。そこでパパは投資話を持ち掛けられる。
パチンコで勝ちまくっていたパパは200万を彼女の父親に渡す。
ところが、彼女の父親にも当然のように借金があり、借金を返すためにパパに近づいたのだった。
もっと言うと、彼女が息子に近づいたのもお金狙い。
息子は家族だけでなく、もう誰も信用できなくなりそう。
気になった方はぜひご一読を。
ラストはなんとも言えない読み味です。