バイオベンチャー「そーせい」グループ
わたしも名前だけは知っていたのですが、
あ~、なんかベンチャーでしょ?
値動きすごいよね~。
くらいにしか感じていませんでした。ただ、最近購入してみたので少し調べてみることにしました。
やっぱり株は会社を知らなければ。
まず株価をみてみよう
このように、現在の株価は1524円。
私は1800円あたりでインしたので、少しマイナス状態になっています。
ということで、
①このまま持ち越す
②損切
③買い下がり
のどれかを方法を取らなくてはなりません。そもそも株価は割安なんでしょうか?
売り上げ等
さて、利益を見てみると、ここ2年赤字が続いていたようですが、19年は黒字に転じています。17年はアラガン社提携による大幅な黒字だったようですが、一時的なものでした。
類似会社比較
比べてみると、売り上げでいえば圧倒的に高いそーせい。自己資本比率が少し低いことが気になりますね。
そーせいのパイプライン
そーせいの主な収入はもちろん薬を作ることなんですが、その案件化してから受注・失注、納品するまでのプロセスをパイプランというようです。
薬って開発にどれくらい時間がかかるの?
そのなかでもそーせいは初期の開発に自信をもっているらしいです。
ここでの研究の成果をマイルストン(開発のステージが上がるともらえる一時金みたいなもの?)で受け取っているのですね。
薬の開発って時間かかるんだなぁ・・。
そーせいのリスク
たくさんのパイプラインをもっているそーせい。
順調に薬が開発されれば、当然株価も伸びていきます。
これは2019年の物ですが、まだまだ時間がかかりそうですね。
少し調べてみると、Mシリーズ(アルツハイマー関連)は当たればめちゃくちゃデカい。ただし、他の研究所でもも99%は失敗する案件らしい。
M1はほぼほぼ無理だろう、ということでした。
しかし薬の開発にはリスクも伴います。
アメリカの論文で、どれだけの研究が次のフェーズへ進むかという確率だそうです。
・初期スクリーニングで「当たり」判定された化合物(ヒット化合物)…1/24.3
・その後リード化合物が特定され、さらに最適化を終えた化合物・・・1/14.6
・前臨床試験を終えた化合物・・・1/12.4
・臨床第1相試験を終えた化合物・・・1/8.6
・臨床第2相試験を終えた化合物・・・1/4.6
・臨床第3相試験を終えた化合物・・・1/1.6
・医薬品承認申請を終えた化合物・・・1/1.1
つまり、直前になって「やっぱ失敗!中止!」ってことも十分にあるんだね。
研究開発費
こちらを見てみると、そーせいの研究費は時価総額と比べても多いように感じます。
積極的な研究をしているんですね。
海外公募とユーロ円CBによる株の希薄化 7/1
買収資金確保のため、新株の発行を行うようです。
魅力的な企業を買収することができれば、さらに企業価値は上がるかもしれません。
しかし、現状では株の希薄化(一株当たりの価値が落ちること)を懸念され、400円ほど値を下げています。
2020.8月に発表された決算では、買収先を捜索中と表現していました。
さて、どうなる?
下げ切ったところで入れるといいのですが・・・。
ちなみにミッツは今のところ10万くらいすったぞ!
泣けるぜ!!
まとめると、
①時間はかかる
②薬剤会社としては安定している。
③パイプラインは豊富
④買収先によって価格変動ありそう