神道のお墓に対する考え方
みなさん、お墓や仏壇にどんなイメージがありますか?
私はもともと、お墓には魂が入っている、と思っていました。
私の家系は神道で、 先日神主さんとお話しする機会がありました。そこでお墓の必要性について話をしました。
神道では、『亡くなった人は神様になる』という考えの宗教であり、仏教の『輪廻転生をして生まれ変わる』という考えとは少し異なるものです。
つまり神道では、ご先祖様は現世にとどまっているという考えのようなんですね。
ふんふん聞いていると、神主さんはこう言いました。
お墓は別に無くても問題はないんですよ
神主さん『お墓や仏壇もあるけど、祈ったりする対象が見えないとやりづらいでしょう?別に無くても問題はないんですよ』
え?そうなの?
『手をパンパンってしたらご先祖様はサッとそこに来るんですよ。だからお祈りや話をしたかったら手を叩けばいい』
そうなの??
神道にとってのお墓
まず、お墓には遺骨があります。
仏教でも神道でも『遺骨に魂は宿らない』という考えのようです。
仏教では、開眼供養をすることによって、『 ご先祖様の霊を呼びこむ 』ことができるようです。つまり仏教のお墓には、ご先祖様の魂がいるというわけですね。
一方 神道では、色々聞いていたのですが、聞いている限り『供養のためのもの』『遺骨が入るもの』としての意味合いが強いんじゃないかなぁ・・という感じがしました。 つまりお墓には魂は基本的にはない、って考えのようです。
じゃあ墓参りとか必要なくないか
ここからは気持ちの問題になると思いますが、魂が2拍すると来るのであれば、家で写真に向かってするような形でもよいような気もします。
草抜きや掃除が必要なお墓だと行って管理しないわけにはいかないでしょうが、管理不用の室内のお墓も出来てきて、ますますお墓参りの必要性がわからなくなります。
墓をなくす人も増えているらしい
遺骨を家に置いておく・・というのも許可さえもらっていれば法律違反ではないらしいのですが、家に大きなツボに入った遺骨があるのは少し気が引けるかもしれません。お金をかけてもお墓を作るのには、そのようなメリット(?)もあるのかもしれません。
しかしお墓には『値段』『管理費』『墓・遺骨の管理』など大変なところがたくさんあります。最近は家族構成や考えの変化もあり、お墓や仏壇が絶対、というわけではないようです。
最近は海に散骨をしたり、 合祀(ごうし)【神社などで不特定多数の遺骨と一緒に供養してもらうこと 】をする人が増えているようです。
ミキワは東京湾への散骨をやっているみたいですね
大きい仏壇は管理が大変
仏壇とは、仏教において、小さい仏が祭られていて、『ミニチュアのお寺』のようなものらしいです。
神道では、祖霊舎と呼ばれるそうで、神棚のようなものです。大きいものだと最近の家にはミスマッチになりますし、動かすのも大変です。
安くて小さくてかわいいこのような商品もあります。
INORI
このようなおしゃれで場所をとらない仏壇も増えてるみたいですね。
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